ふるたち

ふるたちです。

おじさん、FF8を初見プレイする(2)

前回の続きから。

SeeDとなったスコール、ゼル、セルフィの初任務。ティンバーの街のレジスタンスからの依頼である。ティンバーは18年前占領されて以来ガルバディアの支配下にあり、多くの独立派グループが活動しているという。

スコールたちを雇ったグループは「森のフクロウ」で、主要なメンバーはリーダーで常に腹痛のゾーン、情報収集が得意だが何かと雑なワッツ、そして「お姫様」ことリノア。リノアは、先日スコールをダンスに誘った黒髪の乙女であり、あの時シド学園長に今回の派遣を直訴したらしい。シドもいい加減なもので、「ティンバー独立が達成されるまで」という大雑把な契約でスコールたちを送り出したという。

ようやく物語の構造が見えてきた。悪のガルバディアと、それに抵抗するティンバー独立派がいて、スコールは傭兵としてティンバー側につくわけだ。7で神羅アバランチの争いに「なんでも屋」として関わったクラウドのようである。しかし、クラウド個人事業主で、わりとすぐにアバランチと一体化したのに対して、スコールは組織に属する傭兵であり、リノア達とはだいぶ温度差がある。また、クラウドにとってのセフィロスのような目標が、スコールにはまだない。

従来のFFで悪といえば帝国だが、7では一捻りして企業だった。今回は共和国で、そのトップは「終身大統領」の独裁者デリング。2022年においては、とてもリアルな設定である。

さて、「森のフクロウ」はデリング大統領の誘拐を企て、大統領が乗る列車ごと奪うという奇策を成功させるも、乗っていたのは影武者のモンスターだった。本物の大統領はティンバーの放送局から全世界に生放送の会見を行う。電波放送は17年前から行われておらず、現在ではすべて有線の通信が使われているという。ガルバディア軍がドール公国の電波塔も修理したのも今回の放送のためらしい。なぜ電波放送にこだわるのか?

会見でデリング大統領は「各国に平和大使を送る」と述べ、その大使が「魔女」であると言及したとき、会見場に二人の男女が乱入する。それはなんとサイファーと、それを追ってきたキスティスだった。キスティスはスコールたちに協力を要請する。サイファーは大統領を人質にとって逃げようとするが、逃げた先に魔女が現れ、魔女に操られて去る。

スコールたちはティンバーが危うくなったため脱出し、ガルバディア・ガーデンに向かう。任務でガルバディアと敵対しているのに、ガルバディア・ガーデンに行って大丈夫なのかと思ったが、ガーデンは政府からは独立しているようだ。ガーデンに着いたスコールたちは、サイファーが捕まって処刑されたことを知る。リノアはサイファーに好意を寄せた過去がありショックを受ける。皆がサイファーについて語るのを聞いたスコールは「俺は死んで過去形で語られるのなんて嫌だ」と、一風変わった形で感情を爆発させる。

さて、ここまで省略していたが、実はこの任務中スコールたちは二度、突然の睡魔に襲われて気絶し、三人がそろって同じ夢を見るという怪現象を体験している。一度目はスコール、ゼル、セルフィの三人。二度目はスコール、セルフィー、キスティスで、この時はゼルは起きていた。SeeDが全員眠るというわけではないようだ。夢の中には、ラグナ、キロス、ウォードという三人のガルバディア兵が登場する。彼らの戦場はティンバーのようなので、これが18年前だとするとラグナたちはスコールの親の世代か。ラグナは、デリング・シティのホテルでピアノを弾くジュリアと恋仲になる。ジュリアはラグナの目が気に入って、それについての歌を作るという。ラグナは、次に戦場から帰ったら必ずその歌を聞きに来ると約束する。

今回はここまで。

プレイについてだが、やはりドローばっかりになってしまう。敵からドローできる数に上限があってもよい気がするが、詰み防止のためだろうか。偽大統領のモンスターからはエスナとダブルという、どちらも重要な魔法がドローできるため、物語上は盛り上がるシーンなのに(しかも、走行中の列車内だから時間制限もあるはずなのに)、3人でひたすらドローしまくるという緊迫感のない戦闘になってしまった。この敵は暗闇、スロー、サイレスなどの状態異常攻撃を仕掛けてくるが、エスナがドローできるので困らない。今のところ、戦闘で苦労する状況にはなっていない。

アビリティは「たたかう」「ドロー」「まほう」「アイテム」。GFは全く使っていない。最初は「まほう」を二番目にしていたが、ドローばっかり使うので順番を入れ替えてしまった。

気になった点:

  • ティンバーの街が占領された時期は18年前でキリが悪い。18年に意味があるとすると、スコールらの年齢とかか?
  • コメディキャラが多すぎるように感じる。ゼルとセルフィー、リノアたち、そしてラグナたち。リノアたちは微笑ましく見れたが、ラグナたちまでふざけだすと食傷してしまった。頭身が上がったのに、7までのちびキャラと同じノリだから気になるのかもしれない。
  • 7もそうだったが、マップの移動できるところとできないところの違いが分かりにくい。デリング・シティでは、ホテルの行き方がわからず凱旋門の方に行ってしまい、進む場所が見つからずに困った。